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マレーシアの車事情-その2

マレーシアには車検制度がありません。英国の植民地だった国ですから日本と同じ右ハンドルです。車に関する税金は、購入するときの物品税は高いそうですが、その後は道路使用税だけですから車の維持費がほとんどかかりません。日本に置いている車には一年の半分しか使用しませんが、2年に一度の車検の費用に10数万円、毎年の自動車税が3万9千円、このほか車にもガソリンにも幾重にも税金をかけられています。重税国家日本では、それでも予算が不足して消費税を上げる話が盛んに行われています。こちらの高速道路はあちこちに料金所がありますが、料金はRM1かRM1.5です。つまり日本円に換算すると10円硬貨の単位です。あちこちに料金所があるのは、料金所と料金所の間は同じ規格の道路ですが、一般道路になるからです。そうかと思えば出口に料金所があるところもあり、ここでも料金を徴収されます。この料金もRM1か1.5です。クアラルンプール国際空港(KLJA)まで我が家から約1時間ですが、片道で支払う高速料金はRM3(約100円)です。

高速道路の料金の支払い方法には3種類あります。現金で支払うゲート、プリペイドカードをセンサーに接触させて支払うタッチアンドゴー、もうひとつはこのタッチアンドゴーのカードをトランスポンダーにセットしてETCゲートのように停車せずに支払う方法(SmartTagゲート)です。しかも、このタッチアンドゴーのカードは電車や地下鉄に乗るときにも使えるので、なかなかの優れものです。ショッピングモールの駐車場でも同様に駐車料金を支払うことができます。高速道路の料金所やガソリンスタンドで、このプリペイドカードのチャージができます。こんな便利なものがあっても、現金払いのゲートにはいつも数台並んでいます。私は日本では早くからETCを利用していましたが、こちらではプリペイドカードのタッチアンドゴーを使っていました。何度か料金所に隣接する販売所でトランスポンダーを購入しようとしたのですが、いつも売り切れで購入できなかったのです。その都度、タッチアンドゴーカードの本部事務所に行くよう言われていましたが、その場所がなかなかわからず、友人にゴルフ場の帰りに連れて行ってもらい、5月にやっと入手できました。価格はRM80でしたが、RM20のプリペイドカードがおまけでついていましたので、実質的には約2千円で購入できました。なかなか便利です。

高速道路はバイクは無料で、バイク用の進入口が料金所のゲートの左端にあります。また、タクシーは現金払いゲートで半額です。タクシーが高速料金を支払うときびっくりしたのですが、運転席の窓を開けて支払うのではなくドアを少し開けて支払うのです。昔々の話ですが、日本でもタクシーはドアが長持ちしないので交換が必要という話を聞いたことがあります。プロトンの車は現在でも運転席の窓の開閉の頻度が高いと窓が壊れることが多いのだと思います。もちろんこの種の車は電動開閉装置はついていませんので、すべて手動です。運転席の窓が閉まらなくなったら、マレーシアではスコールがありますので大変です。バイクと同じように、オーバーパスの下で雨がやむのを待つことになるでしょう。タクシーの運転手はこのことをよく知っているのです。

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