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はじめに

マレーシアロングステイ物語(父の手記)

ロングステイなるものを始めて3年になります。ロングステイとは日本人の造語で、英語ではLong Term Stay、つまり長期滞在のことです。マレーシアのペナンとクアラルンプール、オーストラリアのゴールドコースト、タイのバンコックなど、1ヶ月から3ヶ月程度滞在して、自分たちのライフスタイルや経済力などを基準に調べてみました。ペナンはインフラが未成熟で清潔さに欠け、屋台のまわりの下水には大きなネズミが走り回り、バンコックは英語が通じないし野犬が街中にウロウロしています。オーストラリアは紫外線の問題はあるけど最高でしたが、私達の経済力ではビザさえ取れないことがわかり、ちょっと無理でした。そういうことで最終的にマレーシアのクアラルンプールとその近郊が自分たちに最も適していると判断し、この地を選びました。クアラルンプールでロングステイを始めて2年になります。マレーシア政府が力を入れているMM2HP(Malaysia My Second Home Program)による長期滞在のビザを取得し、コンドミニアムを年間契約で借りて定住地をもっていますので、一応ロングステイと言えるのではないでしょうか。3ヶ月毎に日本に帰国していますので、移住とまではいきません。それでもクアラルンプールでは福岡県の岡垣町に住んでいるときよりもはるかにエキサイティングで文化的な生活を楽しんでいます。だからといって岡垣町が嫌いになったわけではありません。岡垣町は野菜や果物、魚などの産地ですから、新鮮で安くておいしいものが一年中入手できます。水は水齢70年の地下水を使った水道水が供給され、最近ではイーオンも家のすぐ近くに開店し、都になりました。岡垣町は福岡県で「最も住みよい町」に何度も選ばれています。しかし、歳を重ねる毎に冬の厳し寒さや、夏のうだるような暑さが苦になり、物価や税金は天井知らずのように上がり、だんだん住み難くなってきたのは事実です。クアラルンプールではゴルフは勿論ですが、買い物の便利さ、物価が安いこと、クラシックの演奏会に月に2、3回は行けること、タクシーは30分くらい乗っても日本の基本料金程度などなど、帰国するたびに、日本の生活環境がますます悪化していることを実感しています。マレーシアも物価は上がってきましたが、日本も上がっていますので、日本のほぼ三分の一の比率にあまり変化はないようです。そのようなマレーシアでの生活を、思いつくままに書き記したいと思います。

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