今日は、隣町の自治会へ出張AED講習会に行ってきました。立派な集会所での室内講習です。
完全無料のボランティアですが、受講者の皆様の真剣なまなざしがやりがいとなっています。受講者からの質問は、どれも的を得たもので、実際に心肺停止の状況に立ち会ったときにどのように行動すればいいのか、それぞれ自分事として考えていただいているのがよく分かります。
集会所にはAEDが設置してありました。講習場所にAEDが設置してある場合はできるだけ実機を受講者に見てもらうようにしているのですが、今日のAEDは私も初めて見るタイプでした。ファスナーが2つついていて、そのうち1つを開けるとAED本体、もうひとつとファスナーを開けるとパッドが格納されていたのですが、実はそのパッドは予備で、AED本体の底の部分にもうひとつパッドがケースに入って装着されているというトリッキーなもの。音声案内があっても「え?」って一瞬戸惑ってしまいました。いやー、勉強になりますね。
リタイアが近づいてくると、今まで高度医療を提供してきたキャリアの重圧から徐々に解き放たれていくのを感じます。クリニック勤務となってからは、休日の呼び出しはないので、気持ちにもゆとりが生まれて、ボランティア活動も楽しんでやれています。もう、第一線で活躍することはないけれど、この世に生きている限り、誰かの役に立つことがあればありがたいと思います。穏やかな日々に感謝です。
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